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幸せのコウノトリ

結婚して4年ちょっと。赤ちゃんを望み始めてからついに2年が経過してしまいましたが、まだ幸せのコウノトリが訪れません。 いつか来てくれることを信じて・・

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少しずつ強くなってる

 3ヶ月に一度の検診に行って来た。
 経膣超音波検査。
 わたしのとっても苦手なやつ。。

 前日から怖くて、怖くて、ずっとネットで色んな人の体験談を読んで気持ちを落ち着けようとして、
でも、今日も不安でしょうがなくて、せめて勝手に笑気麻酔でもしてみようとカルーア・ミルクを2杯飲む。

 だけど、全然酔ってくれない。

 何度”またにしよう。”と思ったことか。
 それでも、それはただ怖いことを先延ばしにするだけ。

 勇気を振り絞って病院に向かった。

 既に心臓はバクバク。

 苗字を呼ばれて、中に入る。
 内診台にあがる。
 プローブを入れられると、来た!、この妙な違和感。

 もうドキドキの絶頂。
 足なんて、ガクガクしているのがハッキリ伝わってくるほど。

 「は~ぜ~は~ぜ~」
 胸に手を置いて、友達に聞いたやり方での深呼吸。

 「卵巣脳腫の大きさ、変わらないね。5.5cm。」
 「そうですか。」
 「まだ手術の必要はないから、このまま様子を見ようか。」
 ホッとしたような、残念なような、というか、そう言われるまで内診の恐怖で、脳腫のことなんて忘れてた・・・。
 脳腫の検査に来たのに、本末転倒。

 「大丈夫?痛い?」
 「いえ、痛いというか・・・なんていうか恐怖で・・・。」
 「すごく緊張してるだけかな?痛みはない?」
 「はい。」
 そして検査は終了。

 一気に落ち着くわたし。

 だけど、初めてだった。
 痛いとは思わずに検査をできたこと。
 いつもは緊張の上に、本当に鋭い痛みが走っていた。
 身体の力の抜き方を少しは心得たのかな。
 これって、だいぶ前よりは進歩してない?


 病院を出てからは自分を誉めてあげた。
 隆治も
 「麻希、よく頑張ったな。」
 って、頭を撫ぜてくれた。

 すごく嬉しかった。

 
 ずっと逃げ続けていた不妊治療を始められるかもしれないって思った。

 わたし、ちょっとずつだけど、確実に強くなっていると思うから。

 隆治が本当に好きだから。
 「痛い思いをするなら不妊治療なんてしなくていい。麻希がいてくれれば俺はいいから。」
 そう言ってくれたのは隆治の優しさなんだって分かるから。
 本心では、隆治だって、子供が欲しいってこと分かるから。

 隆治のためにも努力できることはしたいって思い始めてる。

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